平和行動
連合徳島は平和運動として、核兵器廃絶による世界の恒久平和の実現と、被爆者支援の強化をはじめ、在日米軍基地の整理・縮小、日米地位協定の抜本的見直しに向けた運動、北方領土の早期返還と日ロ平和条約の締結をめざす運動などに取り組んでいます。
そのため、連合徳島は沖縄、広島、長崎、根室での平和行動を基本に、中央・地方の取り組みを進めています。
今年は第二次世界大戦の終戦から70年の節目です。
平和、民主主義、基本的人権の尊重など、過去の反省から生み出された価値を確実に次代に引き継いでいくことは、現代を生きる我々の責務と考えます。
連合徳島は、戦後70年という節目の年を迎えるにあたって、世界の恒久平和の実現にむけてより一層平和運動を進めていくことを確認しました。
そこで、徳島大空襲の7月4日を「徳島平和の日」位置づけ、その前段より平和行動を展開。
第一行動として、戦後70年経過し、戦争の記憶が風化するとともに、日常生活において平和を意識し、考える機会が少なくなっている。そこで、戦争の悲惨さや核兵器の恐ろしさ、平和の尊さ大切さをこの記憶を後世に語り継ぐために、広島市・長崎市でおきた被爆の悲劇と徳島大空襲の惨状を伝える写真パネル展を実施しました。
第二行動として、広島市・長崎市でおきた被爆の悲劇を風化させず2度と核兵器による惨過を繰り返させないためにも、非核宣言都市である徳島市で広島市が提供してくれる「被爆アオギリ2世」の苗木を徳島市の公園敷地内(幸町公園)に植樹しました。
松井広島市長からのメッセージを掲出することにより、非核宣言都市であることを多くの市民のみなさんに末永く認識を図る行動を実施しました。
広島平和記念公園の被爆アオギリの木の下で人々に被爆体験を語り継いでこられた故・沼田鈴子さんをモデルとした劇映画「アオギリにたくして」の映画上映を行うとともに徳島大空襲の体験を語り継ぐために元参議院議員乾晴美さんの講話を行いました。
また“平和の折り鶴”県民運動にも引き続き取り組みました。
-“平和の折り鶴”県民運動-
-平和運動 in 沖縄-

沖縄県では、戦争による惨禍が再び起こることのないよう、人類普遍の願いである恒久の平和を希求するとともに、
戦没者の霊を慰めるために、太平洋戦争における沖縄戦が終戦した6月23日を「慰霊の日」に制定しています。
沖縄が直面している課題を全国で改めて共有し、今後の平和運動をさらに広めるために「2015 平和行動 in 沖縄」を「慰霊の日」である6月23日から24日にかけて実施し、
連合徳島から3名が参加いたしました。
-平和行動 in 広島-

2015年8月4日、核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現を目指す「2015 平和行動 in 広島」が実施され、連合徳島から代表団34名が参加しました。
広島平和記念公園の慰霊碑の由来や歴史の学習(ピースウォーク)や献水・献花を行いました。前日には敗戦まで毒ガスを製造していた大久野島を訪問しました。
平和集会において連合・神津事務局長は、「核兵器廃絶1000万署名」取り組み報告をし、世界で唯一の被爆国として日本が果たすべき役割の大きさを改めて強調し、「2020 ビジョン」の達成にむけて原水禁、KAKKINをはじめ、
平和首長会議やITUCともより一層の連携をはかる旨も表明した。
帰路のバスでは、平和検定を実施しました。「平和行動 in 広島」への参加を通じて戦争の悲惨さや平和の大切さを再認識し、それぞれの職場や地域での平和運動を一層強化していくことを参加者全員で確認しました。
-平和行動 in 長崎-

連合徳島からは4名、「連合2015平和集会長崎」に参加しました。
翌8月9日は、「被爆70周年長崎原爆犠牲者慰霊平和記念式典」に参加し、原爆が投下された11時2分には、亡くなった人への冥福を祈り、永遠の世界平和と二度と戦争の悲劇を繰り返さないことを決意
して参加者全員でも黙とうしました。
-平和行動 in 根室-

連合は9月12日~13日にかけて、「2015 平和行動 in 根室」を実施、連合徳島からも3名が参加いたしました。
われわれ労働組合が北方領土返還要求運動の一翼を担う立場であることを改めて認識し、今後も更なる活動に取り組んでいくことを再確認しました。
本行動を通じて感じたことや学んだことを職場や地域で共有し、運動を拡げていかなければならないことを痛感しました。