人権・部落解放地方共闘会議

部落解放地方共闘会議は、部落問題を中心にあらゆる差別の撤廃を労働組合みずからの課題として取り組むことを目的としています。

第43回部落解放・人権徳島地方研究集会

第43回部落解放・人権徳島地方研究集会を2月9日、10日の2日間で開催した。

全体集会はあわぎんホール、分科会はアスティとくしま・徳島グランヴィリオホテルを会場に、集合形式とZoomによるハイブリッド開催とした。

開会にあたり大谷竹人実行委員長より、いつの時代も部落差別問題の正しい理解を広めようとすると、何の取り組みもしない方が、かえって差別解消につながるのではないかという、いわゆる「寝た子を起こすな」論がでてきます。しかし、「寝た子を起こすな」論は、差別を受けている人に「泣き寝入り」を薦めるのと同じであり、さらにはハラスメントなどにおける「被害者」に対しても「泣き寝入り」しろと言っているのと同じです。本研修で聞いたこと、感じた事をご家庭や職場で是非、伝えていただきたい。そのことが、あらゆる差別の撤廃と人権確立にむけた一歩になるとあいさつした。

その後、3年ぶりに出席いただいた石川一雄さん早智子さんから再審開始に向けた訴え、部落解放同盟中央執行委員長西島藤彦さんによる「全国水平社創立100周年『新たな決意』と今後の解放運動への思い」と題した基調講演、自治労県本部書記平田俊介さんによる反差別研修報告を受けた後、部落解放同盟中央本部顧問組坂繁之さんによる「部落解放運動の未来に向けて」と題し講演をいただいた。

分科会は3年ぶりとなる集合形式で、活発な意見交換がされた。
なお、全体集会は来場者240人+Zoomアクセス334、分科会トータル来場者210人Zoomアクセス616となった。

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